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2014年3月公開号
vol.25 特集:シリーズ 急ピッチに進む教育改革Vol.2

前回は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて急ピッチに進む「英語教育改革」を取り上げました。今回はその後発表された英語教育に関する動きと「スーパーグローバルハイスクール」を取り上げます。

TOEFLが高校生のマストアイテムになっていく?

英検と並びよく耳にするようになったのが「TOEFL」です。TOEFLは英語を母国語としない全世界の人を対象に開発され、大学留学資格にも使われる世界共通のテストと言えます。試験時間は4時間、受験料も日本円で2万円以上と入学試験並にハードルが高いのが特徴です。
そのTOEFLを市内全高校で受験すると発表したのが横浜市教育委員会。2014年度から横浜市立高校全校で実施する予定です。また一部の市立小中学校での児童英検・英検の実施、市立中学校全校への英語新規教材導入に、計3千万円弱の予算を計上して新年度から実施されます。また、次年度実施を目指し「海外大学を目指す高校生を支援するプログラム」のための準備経費も新たに計上されました。そして小中高9年間の一貫した英語教育の充実に向けてこれまでの予算を拡充し、中学校と高校すべてに常駐の英語指導助手(AET)を配置することや、小学校全校に外国人非常勤講師(IUI)を派遣する国際理解教室の実施などに予算を拡充し13億弱の予算も計上されました。
このように横浜市では、昨年12月に示された文部科学省の「英語教育改革実施計画」を踏まえ、新年度から具体的な動きが始まっていきます。
さて、TOEFLのスコアが大学入試センター試験の英語得点に代用される件は前号でお伝えしましたが、大学の出願条件にTOEFL等のスコアを設ける動きが見られます。国立東京海洋大学海洋科学部では、2016年度入試から出願条件に外部の英語能力テストが加わります。一般入試ではTOEFL435点以上、TOEIC400点以上、英検準2級以上などの基準が設けられます。一般入試だけではなく、推薦・AO入試も対象です。
私立高校受験の加点対象になる英検は、多くの中学生にとって取得対象のなじみのある検定でした。そしてこれからは英検同様に、大学受験を考える高校生にとってはTOFELも「マストアイテム」となっていくと言えるでしょう。

平成26年度横浜市教育委員会重点施策・事業(抜粋)

「国際都市横浜の次代を担うグルーバル人材の育成」

  • 英語教育における外部指導の活用 予算1,952万(新規)
    • 児童英検の実施(小学6年生/16校)
    • 英検の実施(中学3年生/30校)
    • TOEFL等の実施(全日制全校)
  • 新規教材を活用した英語力の強化 予算1,000万(新規)
  • 教員の海外派遣研修 予算970万(新規)
  • 9年間一貫の英語教育 予算12億7,752万(拡充)

    2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたその他の取組として小中学生とオリンピアン・パラリンピアンとの交流 予算230万(新規)

など

「スーパーグローバルハイスクール」いよいよ始動

文部科学省はこれまでに「将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、先進的な理数教育を実施する」高校を指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」や、「英語教育の先進事例となるような学校づくりを推進するため、英語教育を重点的に行う」高校を指定する「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)」事業を展開してきました。そして2014年度から新たに「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業がスタートします。
これは「グローバルな社会課題を発見・解決できる人材やグローバルなビジネスで活躍できる人材の輩出」を目的に全国50校を指定するというものです。申請をした高校等は全国で246校に上り、地域を代表する公立高校や国立校、中高一貫校の名前が多く見られます。書面審査、ヒヤリング審査を経て4月上旬に決定されます。
「スーパーグローバルハイスクール」に指定されると、たとえば次のような取り組みを行うことになります。

  1. グループワーク、ディスカッション、論文作成、プレゼンテーション、プロジェクト型学習等の実施
  2. 海外の高校・大学等と連携した課題研究に関するフィールドワーク、成果発表等のための海外研修
  3. 大学との連携を通じた外国人留学生とのアカデミックなワークショップ

これらの取り組みを通じて「社会課題に対する関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダー」を育てたいとしています。具体的には国際機関職員、社会起業家、グローバル企業の経営者、政治家、研究者といった職業が挙げられています。
ここで言う「教養」とは精神修養というよりは、人文科学・社会科学・自然科学など、大学での一般教養すなわち「リベラルアーツ」の意味です。まずは、高校で学習する5教科7科目さらには芸術含め、深くしっかり学び知識をインプットすること。そして相手に応じて英語と日本語を使い分けながら文章あるいはプレゼンテーションでアウトプットするスキルを高めること。さらにチームで課題解決を図るスキルや経験を積むことなどが、SGHの学びといえます。
このプロジェクトの予算規模は50校で約8億円。SSHは201校で29億円(2013年度)ですので、単純に1校あたりの額はSGHのほうが若干多い計算になります。4月の指定校発表に注目しましょう。

SGH申請校 計246校 (国立10校 公立117校 私立119校) ~4月上旬に50校が指定~

【神奈川県申請校(申請順)】
県立横浜翠嵐高校/県立横浜国際高校/横浜市立南高校・附属中学校/横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校/逗子開成高校/公文国際学園高校/関東学院六浦高校/神奈川学園高校/法政大学女子高校/慶應義塾湘南藤沢高校中学 (計10校)

【全国の主な申請校】
北海道札幌南高校/青森県立青森高校/岩手県立盛岡第一高校/宮城県仙台二華中学・高校/秋田県立秋田南高校/山形県立酒田東高校/福島県立会津高校/筑波大学附属高校/群馬県立高崎女子高校/埼玉県立浦和高校/渋谷教育幕張高校/都立日比谷高校/都立西高校/早稲田大学高等学院/国際基督教大学高校/お茶の水女子大学附属高校/東京学芸大学附属高校/品川女子学院/渋谷教育渋谷高校/新潟県立新潟高校/富山県立高岡高校/石川県立金沢泉丘高校/福井県立高志高校/山梨県立甲府第一高校/長野県立長野高校/岐阜県立大垣北高校/加藤学園暁秀高校中学校/海陽中等教育学校/三重県立四日市高校/滋賀県立守山中学高校/京都市立堀川高校/立命館高校/関西大学高等部/神戸大学附属中等教育学校/西大和学園中学高校/鳥取県立鳥取西高校/島根県立出雲高校/岡山学芸館高校/広島県立広島高校/徳島県立城東高校/愛媛県立松山東高校/長崎県立長崎東高校/熊本県立済々黌高校/大分県立大分上野丘高校/宮崎県立宮崎大宮高校/鹿児島県立鶴丸高校/沖縄尚学高校

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