中萬学院グループ - 神奈川県・横浜市の学習塾・進学塾

CG’s EYE

県内入試トピックス

No.039 2018年11月08日

今回のCG’s EYEは、県内中学・高校入試のトピックスを見ていきます。

県立高校改革実施計画Ⅱ期が公表

編集員 【編集員】

10月1日に「県立高校改革実施計画Ⅱ期」が公表されました。今回の公表は3期12年にわたる県立高校改革の2期にあたる、2020年度から2023年度の実施計画です。再編・統合は2023年度完了に向けて、2020年度から募集停止などが進んでいきます。

編集長 【編集長】

改革は、県立高校を5つの地域に分け7つの重点目標に沿って実施されているね。改革の中で最も影響があるのが再編・統合。Ⅱ期は横浜南西、横須賀三浦・湘南、県央・相模原地域の8校が対象になった。

【1】県立高校改革実施計画Ⅱ期トピックス

項目 対象校 備考
再編・統合 瀬谷と瀬谷西 瀬谷西は2021年度生から募集停止
再編・統合 逗葉と逗子 逗子は2021年度生から募集停止
再編・統合 厚木東と厚木商業 統合して普通科と総合ビジネス科設置
再編・統合 城山と相模原総合 相模原総合は2021年度生から募集停止。統合して単位制普通科設置
課程・学科等改編 神奈川総合 2021年度から舞台芸術科新設(※)
課程・学科等改編 横須賀工業 2022年度から建設科新設(※)
課程・学科等改編 海洋科学 2022年度から船舶運航科・水産食品科・海洋無線技術科・海洋資源環境科に改編

(※)改編前の学科は継続して設置されます。

全日制公立高校募集定員は4万3,077名

編集員 【編集員】

10月26日に公立高校募集定員が公表されました。定時・通信制は前回と同じ募集定員で、全日制高校は前回より216名少ない4万3,077名の募集です。一方、公立中学校卒業予定者数は今春の卒業生数より413名少ない68,727名が想定されています。全日制高校の募集定員減は15校、増は8校でした。他に横浜国際の国際バカロレアコースが20名、吉田島の生活科学科が39名の募集を新たに行います。定員の増減は、志願に影響があるものでしょうか。

編集長 【編集長】

前回定員の増減があった28校の競争率の変化をまとめたのが【2】だ。県が公表する競争率はたとえば1.31倍というように小数点第2位まで示しているので、0.01ポイント以上の変化で見てみよう。

【2】募集定員の増減と競争率(2017年度-2018年度)

  競争率アップ 競争率ダウン
募集定員増(15校) 3校 10校
募集定員減(13校) 7校 4校

※競争率は0.01ポイント以上の変化があった数

編集員 【編集員】

定員増の高校では競争率が下がり、定員減の高校では上がった高校が多いことは指摘できそうです。

編集長 【編集長】

前回は横浜国際が1.38倍から1.48倍へと、定員減が響いて狭き門となったのが記憶に新しい。ほかに座間総合が1.10倍から1.30倍、西湘が1.09倍から1.28倍など、競争率がアップした定員減の高校もあった。ただ、定員減すべての高校で難化するわけではないことも結果から分かるね。

編集員 【編集員】

第一志望校の定員に変更があったとしても、それによって志望校を変更する必要はないということですね。

編集長 【編集長】

11月下旬には中3生の進路希望調査結果が公表される。高校ごとの希望者数が公表されるけれど、そこでも動じずに第一志望校合格を目指して頑張ってほしいね。公立高校の受験先は志願変更を使えば本番の1週間前まで変えることができるから、直前まで得点力アップに努めてほしい。

私学もさまざまな改革

編集員 【編集員】

10月21日に「中萬学院主催私立高校入試相談会」が新都市ホールで開催されました。来場者数は過去5年で最も多かったそうです。

編集長 【編集長】

受験生だけでなく中1・中2の保護者の方も来場され、私立高校の情報収集をされていた。公立高校第一志望でもいわゆる「おさえの私立」は重要だ。それぞれの特徴、特色をつかんだ上で受験校を決めてほしい。私立は十年ひと昔ではなく「一年ひと昔」だからね。

編集員 【編集員】

今年のトピックスでは高木学園女子が来年4月に英理女子学院と校名変更し、あわせて「iグローバル部」を新設します。ホームページでは「3つの“i”を身につけて、世界の幸せに貢献できる女性になりませんか?」のメッセージが目に入ります。一方、同じ女子校の横浜富士見丘学園は来年4月から共学化します。ホームページの学校長メッセージには「たくましくしなやかに22世紀を創造し、社会に貢献できる、未来社会を幸せに生きる人材の育成」とあります。

1対1の入試相談ができる私立高校入試相談会

編集長 【編集長】

今春は法政大学女子高校が共学化して法政大学国際高校に、桐蔭学園高校が別学から共学へと生まれ変わった。2020年度には横浜高校の共学化も決定している。中学募集では今春青山学院横浜英和が共学化した。2019年度には横浜富士見丘学園が共学化、桐蔭学園中学校(男子部・女子部)と桐蔭学園中等教育学校は中等教育学校に1本化され共学化する。2020年度には聖ヨゼフ学園が共学化する。共学化する私学が多い中、個人的には女子教育を追求する英理女子学院のこれからに注目したい。

湘南学園中学の「ESD入試」

編集員 【編集員】

私立中学入試は従来の4教科2教科入試に加え適性検査型や英語入試など多彩になってきています。そして湘南学園中学が来年、新たな入試「ESD入試」で10名を募集します。本番の試験内容だけでなく事前に動画を提出するなどユニークな入試です。事前に提出する動画は、小学校時代に取り組んだことと湘南学園に入学したら挑戦したいことを90秒以内で話すというものです。手持ちのスマホやビデオカメラで撮影し提出します。そして本番はSDGsすなわち「持続可能な世界を実現するための17のゴール」のうちどれか1つのゴールをテーマにし、現状の資料・文章を通して現状を改善するためのアイディアを提案するという記述・論述式問題です。

編集長 【編集長】

ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」。文部科学省HPでは次のように説明されている。

ESDとは
「現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動」 (文部科学省ホームページより)

2013年のユネスコ総会で「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」が採択され、翌年の国連総会で承認された国際的な取り組みだ。湘南学園中学・高校は「湘南学園ESD」を構築推進している。その取り組みの一環としてESD入試を実施するわけだね。「多様性」は教育界でも重視されるキーワードの一つ。一つのモノサシではなく、さまざまなモノサシで受験生の力を測ることは、今の時代にかなった入試だと言えるね。

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