中萬学院グループ - 神奈川県・横浜市の学習塾・進学塾

CG’s EYE

県内私学最新情報

No.027 2017年11月01日

今回のCG’s EYEは、県内私学の動きを見ていきましょう。

県内高校卒業生の3人に1人が私立高校

2017年3月に県内公立高校を卒業したのは4万4114名、そのうち大学等進学者は54.9%にあたる2万4233名でした。また私立高校卒業生は2万2286名、そのうち大学等進学者は73.9%にあたる1万6470名でした。県内高校卒業生の3人1人が私立高校出身です。「公立王国」と言われる神奈川県ですが、私学教育の及ぼす影響は大きいわけです。 その私学の動きについては、ちょうど1年前のCG’sEYE(No.015)で次のようにお伝えしました。

さまざまな改革、変化が1980年代半ばから続きます。校名を変更したり制服を一新したりとイメージアップを図る私学が次々と出ました。「デザイナーズ制服」が話題にもなりました。また、公立校の週5日制完全実施に対し、それまで週5日制だったのを逆に週6日制にしたり、土曜講座を開講したりと、教育内容・カリキュラムの充実を図る私学も見られました。さらに共学化や中学校募集を開始する学校もありました。その反対に高校募集を廃止し完全中高一貫校へと舵を切った私学もあります

では、県内私学の最近の動きを具体的に見ていきましょう。

共学化の動き

【1】県内全日制私学募集状況(2017年度)

種別 中学募集 高校募集 中・高募集
男子校 7 3 4 14
女子校 13 2 11 26
共(別)学校 7 16 20 43
27 21 35 83

【1】は一般財団法人神奈川県私立中学高等学校協会ホームページ に掲載されている県内全日制私学の募集状況です。中学募集の27校は中高6カ年教育一貫校、高校募集は中学校を設置していない私立高校です。中・高募集の35校では、中学校から募集した生徒と高校から募集した生徒が別クラスで3年間過ごす学校もあれば、高校1年あるいは2年時点で合流する学校もあります。
2017年現在、83ある県内私学のうち、男子校が14校、女子校が26校、別学が桐蔭学園と桐光学園の2校、共学校か41校です。まずは共学化の動きを確認しましょう。

法政大学女子高校の共学化

県内在住歴が長い方にとって、まずは「法政大学女子高校」の共学化は大きなニュースだと思います。2018年度から校名を「法政大学国際高校」とあらため、「グローバル探求コース」で276名、「IBコース」で20名の募集を行います。2015年度のスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定に加え、2017年2月に国際バカロレア校の認定を受けました。法政大学第二中学・高等学校は一足早く2016年度から共学化しましたが、法政大学国際高校はまさにその名のとおりの特色を打ち出しています。

桐蔭学園高校の共学化

そしてやはり神奈川県民にとってなじみの深い桐蔭学園の改革も注目を集めるところです。2018年度から共学化されます。男子部理数科と女子部理数コースが「普通科プログレスコース」へ、男子部普通科と女子部普通コースが「アドバンスコース」「スタンダードコース」となります。桐蔭学園は2015年度からアクティブ・ラーニング(AL)型授業を本格的に導入していますが、今回の共学化について「教室を社会と同じく異性がいる空間にすることで、AL型授業の効果をさらに高め、 従来よりもさらに多様性と協働性を育てやすい環境を作ることができるというメリットをより重視した」(リーフレットより)としています。中学校募集も2019年度から男子部・女子部の募集を廃止し現在男子のみの中等教育学校に一本化、男女共学の中等教育学校へと生まれ変わる予定です。

横浜高校の共学化

さらに共学化が決定しているのが横浜高校。2020年度から共学化されます。中学からの一貫コースは引き続き男子のみの募集です。

私学の先生と1対1の入試相談を行える私立高校入試相談会には多くの生徒・保護者が参加
■私学の先生と1対1の入試相談を行える私立高校入試相談会には多くの生徒・保護者が参加

ここまでは高校募集を行う私学の共学化を確認しました。次に中学募集です。

青山学院横浜英和の共学化

神奈川を代表する女子校として130年以上の歴史を持つ青山学院横浜英和が2018年度から共学化されます。2014年に青山学院大学の系属校化、2016年に横浜英和女学院から青山学院横浜英和に校名変更しました。ちなみに「系属校」は「付属校」と異なり別法人同士の提携関係です。青山学院横浜英和の場合は、青山学院大学との高大連携や同大学進学に進学を希望する場合は、大学進学基準を満たせば推薦されます。
来年度募集は男女計160名、神奈川の小学生男子受験生にとって新たな選択肢となります。なお、1月中にグループ面接があります。帰国生入試を除く一般入試すべての受験生に面接を課すのは男子校で慶應義塾普通部のみ、共学校では大西学園・相洋・東海大学付属相模です(慶應義塾湘南藤沢は2次で実施)。

高校募集の動き

数十年来中学募集のみだった中高一貫校や、浅野や逗子開成、森村学園など、高校からの募集を取りやめ中学校募集のみとなった私学がありましたが、高校募集を始める私学も見られます。聖ヨゼフ学園は2017年度から高校募集を開始しました。捜真女学校は2018年度募集から推薦入学試験で若干名、一般入学試験(書類選考)で10名を募集します。また、横浜富士見丘学園中等教育学校は2018年度から横浜富士見丘学園中学・高等学校として再出発します。横浜富士見丘学園は2007年に西区から現在地に移転する際に中等教育学校としての募集を開始し、2008年度から高校募集を停止しました。2015年度から後期課程編入生募集を始め今回の変更で中学・高校募集を再開することになります。ただし在学中の生徒は、中等教育学校生として卒業予定です。

今回は共学化や高校募集開始といった大きな動きをお伝えしましたが、入試方法の変更は来年度募集でも各校で行われていきます。「多様性」をキーワードに新学習指導要領も大学入試も変化していく中、特に中学入試ではまさに入試選抜方法も「多様化」しています。英語入試や適性検査型入試などお子様の「強み」が生かせる入試方法もあるでしょう。一方で、中学受験は6カ年の豊かな学びの環境を選ぶもの。「固有名詞の中学受験」を基本方針に、しっかり学校研究をして、我が子にあった私学をぜひみつけてほしいと願います。

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