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2015年12月10日
【中学受験】1月入試を利用しよう!

このページは過年度入試の情報です。
1月入試に関する最新の情報はCG啓明館 最新中学受験情報記事をご参照ください。

2月の中学入試まで残すところ2カ月前後。学校行事も忙しい中、中学入試は各学校での説明会も進み、過去問題演習が始まり、さらに各種模試での合格判定が出るなど、本番近しを思わせる時期となりました。「夏期講習であんなにがんばったのに点数が上がらない」「過去問題演習で合格点に届かない」…これらはこの時期に多くの受験生・保護者から寄せられる悩みです。順風満帆な受験などほとんどなく、昨年もこのような悩みをはねのけて多くの受験生が合格証を手にしました。

1月入試とは

神奈川・東京の中学入試は2月1日解禁ですが、首都圏以外にある全寮制や寮を持った学校が1月に首都圏で会場実施をする入試、それが1月入試です。1月入試にはさまざまな利用法があります。中学の段階から地方の学校で寮生活を始めさせようと、当初からそれらの学校を目指す受験もありますが、本番前の「ためし受験」として1月入試を利用する受験生が大部分を占めます。今ではすっかり首都圏の入試に定着し、入試の第1ラウンドと位置づけられています。以下がその一例です。

(1)12月・1月に一部の学校で行われる帰国生入試
(2)埼玉県(1月10日解禁)・千葉県(1月20日解禁)の一般入試
(3)地方校の首都圏会場入試・県外会場入試

(1)は帰国生入試の受験資格を持った受験生のみに門戸を開いた入試ですが、(2)(3)は「小学校卒業見込み」ということであれば誰でも受験できるものです。(2)については、埼玉県・千葉県在住の受験生であれば本命として受験する者も多くいますが、ここでは(2)(3)の入試を神奈川・東京の受験生が2月の本番に先がけて、おもに「ためし受験」の形で受験するものを「1月入試」と呼びます。

1月入試の利用法

1月入試は、単に「受験の経験」として利用するだけでなく、目的を持って受験することにより、大きな効果を生むことになります。1月入試の主な利用法を以下にあげておきます。

  1. 模擬試験とは違う「受験」という機会を利用して、1月のうちにライバルとの初顔合わせを行い、さらに合否が決まるという緊張感を味わう。
  2. 入試得点・順位等を受験生に公表してくれる学校(土佐塾・西大和学園・愛光・函館ラ・サール等)もあるので、その入試結果をもとに2月の入試に向けて学習指針をたてる。
  3. さまざまなレベルの学校が入試を行うので、挑戦校・実力相応校など、1月の時点から段差をつけて2校以上受験する。

他にも利用の仕方はさまざまですが、初めて味わう「合格」「不合格」の経験は2月1日以降の本番に向けて予想以上に刺激になるものです。後述しますが、1月入試は合格を「おめでとう」と喜ぶものでも、不合格でがっかりするものでもありません。受験生にとって、早期に受験という独特の雰囲気を味わっておくことは心理的にもいい影響を生むはずです。

1月入試の出願者数

地方校の首都圏会場入試は1992年に土佐塾中(高知県)が開始し、他にも千葉県の一部の学校の入試が東京で行われるなど、当時から多くの受験者を集めていました。ですがその頃は不合格者も極めて少なく、「1月中に合格の経験をして、その合格証をお守りに持って2月の試験会場に向かう」という色の濃いものでした。現在はさまざまな特徴を持った学校が試験を行っており、2月からの受験パターンに応じて1月受験にも選択肢が広がったと言えます。2015年1月に多くの受験生を集めた学校は〔表1〕のとおりです。

〔表1〕1月入試で多くの受験生を集めた学校(入試日は2015年度の試験日程)

※増減は2015年と2014年との比較 ※北嶺は2014年度より首都圏入試を新規実施

性別 学校名 区分 所在地 入試日 試験会場 2015年応募者 2014年応募者 2013年応募者 増減
男 北嶺 東京会場 北海道
札幌市
1/12 TOC五反田 115 45 - +155.6%
男 函館ラ・サール 東京会場・前期 北海道
函館市
1/8 TOC有明 432 536 608 -19.4%
男 静岡聖光学院 Ⅰ期・東京会場 静岡県
静岡市
1/10 セントメリーズIS 98 94 116 +4.3%
女 札幌聖心女子学院 首都圏入試 北海道
札幌市
1/8 聖心女子大学構内 137 116 166 +18.1%
女 函館白百合学園 首都圏前期 北海道
函館市
1/8午後 TKP市ヶ谷ビル 515 505 665 +2.0%
女 盛岡白百合学園 首都圏入試 岩手県
盛岡市
1/9 品川フロントビル会議室 146 138 78 +5.8%
共 秀光中等教育 東京選抜 宮城県
多賀城市
1/12 青山学院大学他 734 720 832 +1.9%
共 佐久長聖 東京入試 長野県
佐久市
1/12 慶應大三田キャンパス 871 729 396 +19.5%
共 西大和学園 東京会場 奈良県大和町 1/12 早稲田大学 300 352 405 -14.8%
共 早稲田摂陵 第1回 大阪府
茨木市
1/17 河合塾横浜校他 264 479 578 -44.9%
共 土佐塾 東京会場・前期 高知県
高知市
1/11 早稲田大学 1578 1821 2148 -13.3%
共 愛光 東京会場 愛媛県
松山市
1/9 ベルサール神田 148 196 219 -24.5%
共 早稲田佐賀 首都圏会場 佐賀県
唐津市
1/18 早稲田大学所沢キャンパス 166 191 273 -13.1%
共 長崎日本大学 関東入試 長崎県
諌早市
1/11 日大キャンパス他 1727 1708 1783 +1.1%
共 宮崎日本大学 首都圏入試 宮崎県
宮崎市
1/8 代々木ゼミ横浜校他 562 511 330 +10.0%

1月入試は受験者も増え、中萬学院グループでも数多くの生徒が、何らかの形で1月に入試を経験しています。2016年度入試でも、上記の学校をはじめ、数多くの学校で1月入試が行われます。

〔表2〕2016年度の1月入試

性別 学校名 区分 入試日 科目 試験会場
男 北嶺 東京会場 1月8日 4科 TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター
男 函館ラ・サール 第1次・東京会場 1月8日 4科または国算理 TOC有明
男 静岡聖光学院 Ⅰ期入試 1月9日 2科4科選択 セントメリーズ・インターナショナルスクール(上野毛)
女 札幌聖心女子学院 首都圏入試 1月11日 4科 聖心女子大学構内
女 函館白百合学園 首都圏前期 1月8日午後 4科 TKP市ヶ谷ビル
女 盛岡白百合学園 首都圏入試 1月9日 4科 東京海洋大学品川キャンパス
共 秀光中等教育 東京選抜 1月11日 4科 青山学院大学青山キャンパス
慶應義塾大学三田キャンパス
共 佐久長聖 東京入試 1月11日 4科 慶應義塾大学三田キャンパス
共 西大和学園 県外入試・東京 1月11日 4科 早稲田大学早稲田キャンパス
共 早稲田摂陵 第1回入試 1月16日 4科 河合塾横浜校
早稲田大学所沢キャンパス
共 愛光 東京会場 1月9日 4科または国算理 ベルサール神田
共 土佐塾 東京会場前期 1月10日 4科 早稲田大学
共 早稲田佐賀 一般入試 1月10日 4科 横浜産貿ホール マリネリア
共 長崎日本大学 関東入試 1月10日 2科4科選択 日大生物資源科学部(六会日大前)
日大理工学部駿河台キャンパス
共 宮崎日本大学 首都圏入試 1月8日 2科4科選択 麻布大学
日大経済学部三崎町キャンパス 他

2016年も1月8日より1月入試が行われます。〔表2〕を見てもお分かりの通り、1月の時点で多くの選択肢から自分の実力に合った学校を選択することができます。これまでも首都圏で入試を行っている多くの学校は受験生のレベルも理解しているため、さらに洗練された問題を出題してくるものと考えられます。秀光中等教育・佐久長聖が三田会場、盛岡白百合学園が品川会場、早稲田摂陵・早稲田佐賀は横浜会場と、中萬学院グループの生徒にとって足場のいい受験のしやすい試験会場があるため、1月の段階から多様な入試を経験することができます。また〔表2〕にない千葉県・埼玉県の学校も1月中の入試を行います。小規模なものから、数千名に及ぶものまであり、難易度も多岐にわたります。

単に合否だけでなく

1月入試が今まで受験してきた模擬試験と大きく異なる点は、○(合格)か×(不合格)がはっきりと決められるというところです。「ためし受験」で受験する場合は2月1日からの本番まで10日~20日程度あるため、その結果を真摯に受け止めることで、さらに学力をつけ2月にいい結果を生み出せられるでしょう。

  • 「塾の算数の先生が土佐塾の入試問題の解説会をしてくれた。試験を受けたときは単に難しいとしか思わなかったが、解説を聞いてとてもいい問題を経験できたということがわかり、まずは1月入試の問題を復習して、さらに第一志望校の過去問を問題を覚えてしまうぐらいまで解きまくった」
     
  • 「土佐塾の試験(早稲田大学会場)を受けて、受験生の多さにびっくりした。合格最低点ちょうどで合格して『ヤッター!ラッキー!』とはしゃいでいたところ、塾の先生に『そんなことで浮かれているなら、もう1点足りなくて不合格になったほうが刺激があったはずだ』と怒られて、身が引き締まった」
     
  • 「1月入試は1勝1敗。合格のときよりも不合格のときにいろいろとアドバイスをくれた。1月中に合格・不合格とも経験できて、受験の厳しさを知った」
     
  • 「先生は『本番さながら』と言っていたが、試験会場に着くと、私たちの激励のために先生がずらり。それを見た瞬間、緊張で頭の中は真っ白。試験を受けて、はじめての合格証を手にすることができたが、それよりもあそこで緊張を経験できたのが2月に役立った」
     
  • 「1月入試でとなりの席にいた子が2月の本命校の試験のときに同じ教室にいた。その受験生の真剣な眼差しを見て、私もやるぞ!という気持ちが高まった」

1月入試の好結果から勢いに乗って2月に第一志望に合格した生徒もいれば、思わしくない結果でもその後のがんばりで2月に好結果を得た生徒などその効果はさまざまです。また、入試の第1ラウンドが約3週間早まれば、入試に向けての学力の仕上げを自ずと早めなければならなくなり、学習効果も期待されます。
冬期講習直後の緊張感も高まっている時期に受験の経験ができる1月入試。中萬学院グループでは過去の経験をもとにして、1月入試の結果によるフォローもお約束いたします。

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