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2期生躍進の背景【県立平塚中等教育学校 学校取材】

東大現役合格2名!平塚中等2期生の健闘

 1期生東大1名合格に続き、2期生は2名が東大に現役合格を果たした平塚中等教育。国公立大+早慶上智の合格率(卒業生数に占める合格者の割合)においても、地元の公立トップ校をはるかにしのぐ実績を今年も上げました。平塚中等2期生の健闘ぶりを鈴木校長先生にお聞きしました。

東大に2名合格しました

二人とも男子で理1の合格です。一人は、歩行大会でも先頭切って歩くような、部活動にも学校行事にも積極的に参加する生徒でした。この子は伸びると感じたのは4年生ぐらいらからでしょうか。理Ⅲを目指すぐらいでないと、と自分から負荷をかけて勉強に取り組んでいました。もう一人は、数学に秀でた才能を持っていましたね。9教科まんべんなく、というよりは、好きなことを伸ばしていくタイプだと思ったので、ある日校長室に呼び、大学のテキストを渡して勉強してみるよう勧めました。本校では数Ⅲを5年次に修了しますが、それよりもさらに早く高校数学をマスターできる生徒でした。

2期生たちにはどんな特徴が

 先輩のいないところに入学してきた1期生は、まさに挑戦者。一方、2期生は先輩がいる安心感の中、どちらかというとのんびりと育った学年です。入試本番まであともう少し時間があれば、もっと良い結果になったかも知れません。それでも、後半の集中力は1期生同様にありました。中等で6年間学んだ蓄えを生かし、10月の模試での外部の合格予想を超えた結果になったのは、1期生と同じです。

国公立志望も多かった

 センター試験出願者は1期生同様9割を超えました。ただ、無理に国公立に引っ張り過ぎない。生徒一人ひとりを見極め、私立型の受験勉強に変更を勧めたケースもあります。生徒が希望する第一志望の学科が、私立の難関でおさえられるように早めに切り替える。2期生にはその方がメリットがあると考え、その戦略を担任団と共有しました。センター試験9割出願は、私立受験にも生かされたと思います。

2回の入試を終えました

 次に続く3期生はやや大人しい、こじんまりとした感もあります。ただ、能力的に先輩たちに劣っているというようなことはありませんから、先輩たち同様の頑張りを見せてくれるものと期待しています。  前期課程を修了する3年生全員と個人面談を行ってきました。自己PR、3年間頑張ってきたこと、将来の夢などを記入してもらったアンケートと成績表をもとに、毎日放課後数人ずつ話をしました。中だるみ防止の目的もありますが、後期課程を良い形でスタートして欲しいという思いからです。
 後期課程の4年生あたりから、戦略的な個別対応が必要だと考えます。生徒一人ひとりに何が必要か、足りないものは何か、クラス担任だけの理解ではなく、学年・学校全体で共有する。そして場合によっては個別にレッスンするというのも必要でしょう。

大学入試改革も進行中です

 英語指導はさらに充実させたいと考えます。現在3年生は2クラス2展開の習熟度別クラス編成ですが、それを2クラス3展開にし密度を上げます。そして後期課程の4年生で、全員の英検2級取得を目標にします。5年生、6年生では、TOEIC、TOEFL、TEAPといった資格検定の受験を推し進めます。「話す」を含めた英語4技能重視に、大学入試は舵が切られているからです。
 大学入試だけでなく教育課程も変わっていきます。その分岐点にある今、あらためて「問う力」の育成が重要ではないかと考えます。自分からの発信だけでなく受け入れる。そして疑問を見つけしっかりと問える。その「問う力」と、本校の掲げる「表現コミュニケーション力」「科学・論理的思考力」「社会生活実践力」の3つの柱とが、縦糸と横糸のように紡がれること。それが本校の目指す教育のあり方であり、教育課程の改編、大学入試改革に対応するものだと考えます。

2016年3月24日取材

●初代望月校長に代わり2013年から平塚中等教育の陣頭指揮に当たって来られた鈴木校長先生は、2015年3月31日付で退職となりました。4月からは落合浩一新校長が、平塚中等教育セカンドステージをけん引されていきます。1期生2期生の指導に当たられ県下トップクラスの実績を上げた第2代校長鈴木先生のご功績に感謝しつつ、鈴木先生からのメッセージをお届けします。

2015年度県立校大学現役合格状況(対卒業生)

県立平塚中等教育 第2代校長 鈴木 靖先生

 小学生の皆さんにも、学校や家庭生活で一番大切にして欲しいのが「好奇心」です。好奇心の欲張りになって欲しい。そして、自分が好きなことや、きっかけをつかんだら(つかむまで)、一生懸命に努力して欲しい。チャンスをつかみ取るだけの器になっていないと、その瞬間を見逃してしまいます。いつもすんなりとは行きません。難しい関門もたくさんあります。分かったふりしないで疑問を見つけ、素直にきちんと「問える」、自分でしっかりと「考える」人間になって欲しい。
"自分"のことは自分が知っているはずですが、でも、まだ気付けていない"自分"がきっといます。そりゃぁそうです。まだ、成長途中なのですから。だから、自分のことをもっと知るためにも、他人を大事にして欲しい。人から学ぶことが沢山あるのですから。回り回って、自分が大事にされることにつながります。
「生き方」の正解は、決して一つではありません。自分の周りには、沢山の「選択肢」が転がっています。  その一つを6年間かけて一緒に見つけませんか、平塚中等で。

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