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入試制度はどう変わる? 「新入試制度解説」 なぜ全員に面接?

「全員に面接」の実施は全国でおよそ3割

全受検生に面接が課せられる神奈川の公立高校入試。その理由を「入学者選抜制度改善方針」では「新しい学習指導要領が求める学力として示された『基礎的・基本的知識及び技能』、『思考力、判断力、表現力等』、『主体的に取り組む態度(学習意欲)』の3つの学力要素を的確に把握するため、共通の検査として学力検査及び面接を実施する」としています。このうち「学習意欲」を把握するおもな材料として、面接が実施されるのです。

受験生全員に面接を課す都道府県

全国を見渡すと、2012年度入試(現中3生が受検)で原則すべての受検生に面接を課す県は、およそ3割にあたる14県です。このうち神奈川と同様「全員 に学力検査と面接」の実施県は、静岡・高知・徳島・佐賀の4県。高知県では「志望理由書に基づき、志願の動機、理由、意志その他高等学校長が必要と認める 事項」徳島県では「中学校生活・志望動機・高校生活への期待・将来の希望から3項目」を面接内容としてあげています。一部高校・学科で実施されるテーマに 沿ったグループ討議などを除き、面接内容は大きく変わることはなく、志望理由を中心に中学校生活や高校生活に関する内容です。

「学習意欲」をしっかり測る

多くの県では制度上、面接そのものの持つウエイトはさほど高くはありません。他県と比べ神奈川の特徴は、選抜資料の2割から6割の範囲で点数化されるとこ ろにあります。「改善方針案」に対する県民意見(パブリックコメント)のうち、面接に関する意見が最多の118件に上ったのも、この比重の高さによるので しょう。「公平・適正に評価ができるのか」という不安が多く見られました。それに対して、神奈川県では事前に評価の観点を公表し、評価基準を定めるととも に、面接評価者を複数にするなど客観性の高い面接とするとしました。さらに2014年度からは開示得点に面接も含むようになり、より透明性が高くなりまし た。「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学習意欲」の3つの学力要素をしっかり把握したいという、強い意思のあらわれとも言えます。

真の「面接対策」とは

面接を受けた経験を、緊張や不安の記憶とともに思い出す保護者の方も多いことと思います。その不安は「準備」によって軽減されます。入室から退出の動き、 想定問答、言葉遣いなどですね。面接本番でしっかり自分の意見を伝えるためにも、これらの準備、訓練は確かに必要です。しかし、何よりの対策は「何のため に勉強するのか、何を目的に高校へ行きたいのか、この高校でなければならない理由は何なのか」を自分の言葉で心から言えることです。
「意欲は評価するものではなく引き出すもの」。これは中萬学院の変わらぬ考えです。事実、学力を伸ばせる教師は生徒の意欲を引き出せる教師。「高学力・高内申・高志向」の生徒を育てることが、真の面接対策であると私たちは考えます。

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