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聖園女学院 中学校/高等学校

小田急江ノ島線藤沢本町駅下車徒歩約12分、または善行駅下車徒歩約15分、藤沢みその台の丘の上、湘南の海や富士山を望む2万5000坪の緑豊かな広大なキャンパスの中にたつ。

1946年、「聖心(みこころ)の布教姉妹会」が旧制高等女子学校を創立、1976年に中高6ヵ年完全一貫教育を開始したカトリックの女子校。始業2分前には全員席に着いて黙想、祈りで始まり祈りで終わるという聖園の一日。

校長の清水ますみ先生、中1学年主任橋本先生、中学入試部長鳩先生、進路指導部長の平野先生にお話を伺った。

ひとりひとりにかけがえのない使命がある

カトリックとは、「いつでも どこでも みんなの」という意味です。聖園に学ぶ生徒たちはみな等しくイエス・キリストから招かれ6年間を共に過ごす神様の子どもです。創立以来の理念は創立者ライネルス師の『ひとりひとりにかけがえのない使命がある』という教えです。校訓の「信念・精励・温順」を身につけ、一人ひとりの使命を自覚し、神様と人々に喜ばれる人間に成長してもらいたいと思っています。
まずは入学直後の中1生に、校内研修を行います。みんな違う小学校から来ているので最初は不安でいっぱいです。そんな生徒達に、「あなた達は神様からつくられた傑作です。わたしはわたし、あなたはあなたでいいのです、あるがままの自分を受け止めなさい」と本物の自分になることの大切さを説き、マザーテレサのビデオを見、聖歌を歌い、キャンドルサービスで祈ります。清く、優しく、強い聖園生になるための心の勉強です。

また進路指導ガイダンスを中学1年生の1年間で年4~5回行います。中1生は『自分と進路』をテーマに「今まで歩んできた道」を振り返り、これから「進む道」をゆっくり考えていく基礎を作ります。これからの「道」は人生そのもの、その出発点は「自分」にあり、だからこそ、自分を育むことが大切、と話します。今年10月から宗教の時間や総合的な学習の時間を使って、「セルフカウンセリング」を行っています。自分日記を書き、自分の行動、感情を言語化することで気持ちの動きに「気づき」、客観的に自分を見つめ、自分をコントロールする力を付ける試みです。「気づき」を大切にして自分を育んでいって欲しいと思います。聖園ではクラス名に「ばら」「ゆり」「すみれ」「きく」など花の名前をつけています。これらの花のように、自分の使命を見つけ個性という花々を咲かせてほしいと望んでいます。

人生を支える使命と、社会を支える学問

学習目標は中学では基礎学力を充実、高校でそれを発展し、自ら考える力を磨くこと。
中学1年は30人4クラスできめ細かい指導を、中2以上は40人3クラスで行います。中学3年間英語は6時間、数学・国語は週5時間以上確保し土台の教科をしっかり固めます。特に中2・中3では英語は1クラスを2分割、高校は習熟度別で週1時間のネイティブの英会話授業も加え、国際社会で求められる英語力を磨きます。数学は中高一貫教育を活かした系統的な学習を、国語は言語教育を通して “魂と魂の対話”を大切にする学習をしています。

高2まで6教科8科目を全員必修、高3から一人ひとりの進路にあわせ科目を選択します。理系文系といったクラス分けはしないのでそれぞれに刺激しあえる環境を作っています。6年間週1回シスターによる宗教の授業は、聖書の読み方から始まり、「命の大切さ」「祈りと平和」などについて学びます。週2回の中・高別の講堂朝礼での校長先生からのお話は、自分自身の内面を見つめる静かな時となっています。また夏期補習もしっかり行っています。高3向けのセンター対策科目から、英検対策、「パティシエから習うクッキー」や、「オカリナづくり」など趣味の幅を広げる科目まで、中1から高3まで科目数は多数。夏期以外にも一人ひとりの要望に応じ、始業前、昼休み、放課後、土曜日などを利用して随時行い、先生方も生徒と一緒にがんばっています。進路指導は、中1の自分を育てることから始まり中3では職業調べを通して、使命感を持ち、学問と向き合います。人生を支える使命と、社会を支える学問、この両輪を一人ひとりが理解し、勉学とともにカトリック校としての価値観のなかで、卒業後の進学、社会人としての貢献、一人の人間としての人生を大切にしています。

行事・クラブ活動は心の栄養

行事の大きいものは夏の球技大会、秋の聖園祭、冬はクリスマスタブロです。球技大会も聖園祭も、生徒達が企画運営に当たります。球技大会はバスケットボールやバレーボールをクラス対抗で行うので、クラス団結を見せる時でもあります。毎年恒例の先生チームとの親善試合はフィナーレを飾るのにふさわしい盛り上がりをみせます。クリスマスタブロのタブロとは「絵画」という意味で、イエス・キリストのご降誕の場面を絵にして救い主を送ってくださった神様の愛をたたえ、その喜びを聖歌隊や出演者一同で歌う聖歌で表現するものです。これをクリスマスに中1生と聖歌隊、有志参加の生徒達で行います。この練習の時には卒業生が来て指導してくれますし、受験者や保護者の皆様に見ていただける日は毎年すぐに予約でいっぱいになるイベントです。また研修旅行として中3で日本の伝統を学ぶため京都奈良、高2では祈りと平和学習で長崎に行きます。高1では希望者対象ですがカナダへ海外研修旅行を行います。英語でのコミュニケーションはもちろん、日本文化紹介のため一人ずつテーマを決め現地で英語のプレゼンをするので、しっかり計画を立て事前学習を行っています。

クラブ活動は原則平日4日以内、中高一緒に活動します。クラブを一生懸命やる人は、目標を定め、時間を上手に使い、いろいろな取り組みに粘り強く対応する力が備わるようです。この力が学習面にも通じている人が多いですね。文化部では演劇部、コーラス部、手話や点字活動をする社会福祉部などがあり、運動部では弓道部が人気で部員も約70名余りいます。一昨年は東日本大会まで出場という好成績を残しました。クラブ活動と兼ねられるものに、聖歌隊・ハンドベル、や朗読劇をするペイジェントクラブなどがあり、練習を積んでクリスマスタブロで活躍しています。

CG啓明館に通う皆さんへのメッセージ

受験の日が一日一日近づいてきますね。皆さんの不安やストレスもそれにつれて日毎に大きくなっているのでしょうか。そんな皆さんに聖書の言葉をお贈りしましょう。イエス様のお言葉です。「明日のことを心配するのはやめなさい。神さまは明日のことも心にかけてくださるのだから、今日の日を力いっぱい生き抜きなさい」一切のマイナス思考は捨て去って「今」という瞬間に全力投球してくださいね。しっかり食べ、ぐっすり眠って受験の日を迎えましょう。元気で聖園坂を登って来てくださいね。

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