入試最前線

2008年6月23日号

>> 公立高校の2008年度大学合格実績と2009年度入試最新情報

現在、県内全日制公立高校からの大学・短大等進学率はおよそ50%。2人に1人が現役で大学等に進学していることになります。進学率が高まるにつれ、公立高校の大学合格実績にもさらに注目が集まるようになってきました。今回の入試最前線では2008年度の公立高校の大学合格実績を紹介するとともに、2009年度入試の最新情報についてお伝えします。

■公立高校の大学合格実績
今回ご紹介するのは一部の国公立大(東京・京都・一橋・東京工業・横浜国立・横浜市立)と私立大(早稲田・慶應義塾・上智・明治・青山学院・立教・法政・中央・東京理科)に限定した合格実績です。また、現時点で判明している数値のため、今後各高校が発表する数値と異なる場合があります。あらかじめご承知おきください。
まず、2007年5月に神奈川県教育委員会から指定を受け誕生した学力向上進学重点校の合格実績を見てみましょう。今春は東大の合格者数では横浜翠嵐が9名と前年度より大きく実績を伸ばしました。湘南も8名と県内高校の中で公立校が東大合格実績で上位に入る健闘を見せたことも話題となりました。都立の進学重点校と比較すると、東大や京大の合格者数ではまだ開きがみられますが、私立大最難関の早慶上智合格率では上位10校の中に横浜翠嵐・湘南・柏陽が入るなど、健闘しています。 また、〔表1〕には非掲載ですが、外語短期大学付属(※2008年4月より六ッ川と統合し、横浜国際高校へ移行)も卒業生が154名と少ない中、現役で東大3名、早慶上智計60名など難関大学への高い合格実績をあげています。

〔表1〕 神奈川県立・東京都立進学重点校の2008年度大学合格実績
    国公立 早慶上智 明青立法中・東理 左記国公立・私立計
 高校名
卒業生数
東大
京大
一橋
東京工業
横浜国立
横浜市立
左記国公立合格率
合格者数
合格率
合格者数
合格率
合格者数
合格率
 横浜翠嵐
271
9
2
5
11
15
12
20%
213
79%
340
125%
607
224%
 西
329
28
5
19
18
5
1
23%
305
93%
334
102%
715
217%
 湘南
315
8
1
4
5
18
12
15%
221
70%
335
106%
604
192%
 柏陽
278
3
3
1
14
13
22
20%
153
55%
307
110%
516
186%
 国立
319
5
8
10
12
8
2
14%
180
56%
335
105%
560
176%
 日比谷
319
13
4
8
12
6
5
15%
247
77%
263
82%
558
175%
 戸山
326
4
1
3
6
8
0
7%
186
57%
351
108%
559
171%
 小田原
318
2
0
0
5
10
9
8%
121
38%
330
104%
477
150%
 立川
310
1
2
4
9
6
1
7%
98
32%
336
108%
457
147%
 平塚江南
270
1
1
1
4
10
4
8%
73
27%

274

101%
368
136%
 青山
286
1
1
0
7
4
1
5%
101
35%
258
90%
373
130%
 光陵
239
0
0
0
4
10
14
12%
61
26%
221
92%
310
130%
 横須賀
275
0
0
2
5
21
19
17%
90
33%
212
77%
349
127%
 八王子東
316
7
1
5
10
5
3
10%
118
37%
243
77%
392
124%
 多摩
275
2
1
6
1
8
1
7%
81
29%
233
85%
333
121%
 鎌倉
237
1
0
0
3
2
1
3%

34

14%
180
76%
221
93%
※各高校の公表数値のほか、大学通信社資料をもとに中萬学院集計。 ※合格率(%)=合格者数÷卒業生数×100
は神奈川県内の進学重点校 ※外語短期大学付属は2008年4月より新校移行のため、非掲載とする。


〔表2〕の資料は、高校を「進学重点校をのぞく旧学区トップ高校(11校)」、「神奈川県進学重点校(9校)」、「東京都進学重点校(7校)」の3つのグループに分け、国公立,早慶上智,明青立法中・東京理科について平均合格率を計算したものです。平均合格率は、「各グループの卒業生数の合計÷合格者数の合計×100」で計算しています。
県内の進学重点校以外の主要高校の合格実績は〔表3〕にまとめています。国公立では厚木が東大3名、早慶上智では厚木と横浜緑ヶ丘が100%超の合格率と健闘しています。このように高校ごと、大学ごとに見ていくと、「横浜国大や横浜市立の合格者数が多い」、「明青立法中・東京理科の合格率が100%超」などかなりの違いがあることがわかります。今後は高校主催の説明会や学校要覧などでもそれぞれの高校の2008年度最終大学合格実績を知ることができるでしょう。ここに掲載した大学以外の実績もありますので、これからの自分の志望も考えながら見ていくと良いでしょう。

■2009年度入学者選抜の日程決まる!
   区分  検査日  合格発表日
公立高校
前期選抜
 1/27(火)・28(水)  2/3(火)
後期選抜
 2/19(木)・20(金)  2/27(金)
私立高校
推薦入試
 1/22(木)以降  ※高校ごとに異なる
一般入試
 2/27(金)以降  ※高校ごとに異なる
最後に、2009年度入試に向けた動きをお伝えします。神奈川県公私立高等学校設置者会議は、5月27日(火)に開催された今年度第1回会議において、2009年度公私立高等学校入学者選抜日程等について合意し、公立高校の入試日程等が決定されました。2009年度入試の各日程は表のとおりです。このほか「クリエイティブスクール(※)」に指定されている3校、田奈(横浜市青葉区)、釜利谷(横浜市金沢区)、大楠(横須賀市)で「前期選抜募集比率を80%以内とする」ことがすでに発表されています。

各高校は2009年度入学者に向けた説明会を始めています。2009年度入試から募集を開始する横浜市立サイエンスフロンティア高校も7月26日(土)鶴見公会堂で学校説明会を開催します。各校のホームページでは単独開催、合同開催などさまざまな説明会の日程が発表されていますので、気になる高校にはこの機会にぜひ足を運んでみましょう。

(※)昨年12月に県教委より『学習意欲を高める全日制過程の新たな学校のしくみづくり』として上記3校が県教委より指定を受けた。


 
閉じる     中萬学院TOPへ≫