入試最前線
2008年11月17日号
≫ 1月入試を上手に使って2月の合格を勝ち取ろう!

2月の中学入試まで残すところ2ヶ月強。過去問題演習での成果やCG啓明館での模試ばかりでなく、3大模試での合格判定など、さまざまな数字や判定が気になる時期になってきました。現在、お子さんの状況はいかがでしょうか。前号でも合宿の状況で、「今年の小6生は入試を元気に乗り切れる力がある」と書きましたが、その後の特訓や通常授業の様子を見ていても、さらにパワーアップしてきているように思います。すでに志望校を絞り込んだご家庭もあれば、第1志望校の選定の段階でお悩みのご家庭もあるのではないかと思います。最も多感な6年間を預ける学校ですから、CG啓明館の講師の意見もご参考になさって、納得できる学校選びをお願いしたいと思います。

◆1月入試とは…
2月1日に解禁日を迎える神奈川・東京の中学入試。2月1日には2009年度から募集を開始する神奈川県の2校の県立中等教育学校の適性検査などもあって、さらに多くの受験生が「中学受験」というものに挑戦することになります。その数は神奈川・東京の両都県で42,000名程度。この中で合格を勝ち取らなければなりません。その解禁日よりも前に入試を行う学校があります。以下がその一例です。

①12月・1月に一部の学校で行われる帰国生入試
②埼玉県(1月10日解禁)・千葉県(1月21日解禁)の一般入試
③地方校の東京入試・県外入試
当然のことながら、②③とも、転居や寮制の学校を当初から志望することによる受験もありますが、ここでは、③を1月入試の定義として話を進めます。

◆1月入試の出願者数
1月入試(地方校の東京入試)は、1992年に土佐塾中(高知県)で開始して、他にも千葉県の一部の学校の入試が東京で行われるなど、当時から多くの受験者を集めていましたが、その頃は不合格者も極めて少なく、「1月中に合格の経験をして、その合格証をお守りに持って、2月の受験会場に向かう」という色の濃いものでした。現在は、多くの特徴を持った学校が試験を行って、2月からの受験パターンに応じて1月受験にも選択肢が広がったと言えます。2008年の1月に多くの受験生を集めた学校(千葉県入試を含む)は〔表1〕のとおりです。

   ■〔表1〕 1月入試で多くの受験者を集めている学校 (入試日は2008年度の入試日程)
性別
学校名
所在地
入試日
試験会場
応募者数
2008年
2007年
2006年
 那須高原海城  栃木県那須郡
1/13
 海城中学他
1,140
1,292
1,204
 函館ラ・サール  北海道函館市
1/9
 TOC五反田
 814
 752
 660
 西大和学園  奈良県大和市
1/14
 早稲田大学
 537
 520
 448
 函館白百合学園  北海道函館市
1/20
 市川グランドホテル
 344
 334
 253
 暁星国際  千葉県木更津市
1/20
 本校
 248
 384
 442
 市川  千葉県市川市
1/20
 幕張メッセ
3,671
3,634
3,695
 渋谷教育学園幕張  千葉県千葉市
1/22
 本校
2,213
2,451
2,595
 秀光中等教育  宮城県多賀城市
1/13
 慶應義塾大学
 258
 349
 334
 佐久長聖  長野県佐久市
1/14
 新高輪プリンスホテル他
1,303
1,055
1,263
 長崎日本大学  長崎県諫早市
1/13
 日本大学キャンパス他
1,652
1,136
 395
 土佐塾  高知県高知市
1/13
 早稲田大学
2,763
2,987
2,134

1月入試は現在では受験者も増え、CG啓明館でも約60%の生徒が、何らかの形で1月に受験を経験していることになります。2009年度入試でも、上記の学校も含め、数多くの学校で1月入試が行われます。

    ■〔表2〕 2009年度の1月入試
性別
学校名
区分
入試日
科目
会場
 那須高原海城  一般・1月
1/11
4科
 海城中学(新宿)他
 特待生
1/25
4科
 海城中学(新宿)
 函館ラ・サール  東京会場・前期
1/10
4科または国算理
 TOC有明
 西大和学園  東京会場
1/12
4科
 早稲田大学
 函館白百合学園  首都圏前期
1/18
4科
 市川グランドホテル
 佐久長聖  東京会場
1/12
4科
 グランドプリンス
 ホテル新高輪(品川)
 秀光中等教育  東京選抜
1/12
4科
 慶應義塾大学三田キャンパス
 如水館  東京会場
1/11
2科4科選択
 慶應義塾大学三田キャンパス
 長崎日本大学  東京・神奈川1回
1/11
2科4科選択
 日本大学生物資源科学部
 (六会日大前)他
 土佐塾  東京会場前期
1/11
4科
 早稲田大学

上記のように、2009年も1月10日の函館ラ・サールを皮切りに1月入試が行われます。これだけ多くの学校で入試が行われると、受験生は1月入試でも「併願パターン」を作成できます。以前は「合格のお守り」として使っていた1月入試が1月中に合否が判定されるという入試の厳しさを経験したり、最近は得点や順位を公開する学校もあるので、2月にはライバルになる他の受験生との受験の前哨戦となるなど、使い方も多様化してきています。参考までに、1月入試の併願パターンを示しておきましょう。

あくまで一例を示しましたが、学習状況などによって、1月11日に如水館(広島県)や長崎日大(長崎県)などを受験するというパターンも考えられます。あくまで、「受験」という厳しさを味わうための経験ですから、決して「全勝」である必要はないわけです。

◆1月入試の利用法
1月入試が今まで受験してきた模擬試験と大きく異なる点は、○(合格)か×(不合格)がはっきりと決められるというところです。2月1日から始まる受験まで10日~20日程度あるわけですから、1月の結果を真摯に受け止めることによって、さらに学力をつけ、2月にすばらしい結果を生み出すこともできるわけです。

「1月受験で不合格になって、自分の勉強がまだ足りないことがわかった。まずは1月受験の問題を復習して、第1志望校の過去問を問題を覚えてしまうぐらいまで解きまくった」
「土佐塾の試験(早稲田大学)を受けて、受験生の多さにびっくりした。合格最低点で合格して『ヤッター!ラッキー!』とはしゃいでいたところ、塾の先生に『そんなことで浮かれているなら、もう1点足りなくて不合格になったほうが刺激があったはずだ』と怒られて、身が引き締まった」
「1月受験は1勝1敗。合格のときよりも不合格のときにいろいろとアドバイスをくれた。1月中に合格・不合格とも経験できて、受験の厳しさを知った」
「1月受験でとなりの席にいた子が2月の本命校の試験のときに同じ教室にいた。その受験生の真剣な眼差しを見て、私もやるぞ!という気持ちが高まった。」

CG啓明館でも1月受験の好結果から2月の第1志望に合格した生徒もいれば、結果を前向きにとらえて2月に好結果を得た生徒など効果はさまざまです。入試の第1ラウンドが約3週間早まるため、入試に向けての学力の仕上げを自ずと早めなければならないことによる学習効果も期待される1月入試。CG啓明館では、過去の経験をもとにして、1月入試の結果にもとづくフォローをお約束いたします。最高の笑顔を目指し、1月入試を上手に使っていきましょう。

文責 CG啓明館事業部 情報チーム 松村 淳

 
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