■ ますます増加する4教科入試
中学受験の試験科目は大きく分けて「4科目」「2科4科選択」「2科目」(ほかに1科目選抜や「総合問題」などあり)に分けられますが、毎年お伝えしている通り、年々4科受験生の割合が増えています。特に今年は学習内容の30%削減と言われた2002年学習指導要領のもとで6年間学習した生徒がはじめて大学入試を迎える年であり、いわゆる「公私間格差」が数字の上でもはっきりと出てくる年でもあります。入試科目についても、「4科での学習が当たりまえ」との趨勢にも乗って、多くの学校が入口段階で4科目入試に切り替えています。2009年度、神奈川県内では湘南学園・日本大学・関東学院六浦などが全日程で、また藤嶺学園藤沢は午後入試以外の全日程で4科目入試にするなどの変更が発表されています。7月に行われた3大模試(日能研<センター模試>・四谷大塚・首都圏模試センター)の2科・4科別の受験生の割合を見ても、中学受験界全体で4科受験にシフトしていることがうかがえます。
| ■ 〔表1〕 3大模試※7月 2科・4科受験生の割合 |
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男子
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女子 |
年 |
4科受験生 |
2科受験生 |
4科受験生 |
2科受験生 |
2008年 |
93.4% |
6.6% |
92.5% |
7.5% |
2007年 |
92.3% |
7.7% |
91.5% |
8.5% |
2006年 |
91.7% |
8.3% |
88.8% |
11.2% |
2000年 |
88.3% |
11.7% |
62.5% |
37.5% |
※3大模試とは日能研(センター模試)・四谷大塚・首都圏模試センターの3社の模試をさします。 |
男女別では、女子の2科受験生がここ7~8年で大幅に減少しています。もともと4科受験生の方が圧倒的に多かった男子に、女子が追いつく形となってきました。4教科で学習してきた生徒を中1の段階から高いレベルで育て、6年後の大学進学実績に結びつけたいという学校側の思惑と受験生の意欲や学ぶ意思が合致してこの現象を生み出しているものと思われます。
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